過払い金請求の依頼をする前には、まずは事務所に相談をしなくてはいけません。
「騙されたらどうしよう」
「相談の費用はどのくらいかかるの?」
「何を相談したらいいだろう」
相談するにしても、わからないことも多いはずです。しかも残念ながら過払い金請求の相談にはデメリットが存在します。
この記事では過払い金を事務所に相談するデメリットや、その対処方法などを徹底解説していきます。これから過払い金請求を考えている方はぜひ参考にしてください。
過払い金の相談は何を聞かれる?
過払い金の相談で聞かれることは事務所によって様々でが、どの事務所でも共通して聞かれることは以下の通りです。
- すべての借入先の貸金業者名
- 貸金業者ごとの借金の金額
- 現在の返済額
- 毎月の返済に回せる金額(現在返済中の場合)
上記の4点の中でも特に重要なのは、「借入先の貸金業者名」です。貸金業者の名前さえわかれば、借金の金額や現在の返済額、過払い金が発生しているかどうかを事務所に調査してもらうことができます。
しかし「借入先の貸金業者名」の伝え漏れがあると調査のしようがないので、過払い金請求をすることができません。
過払い金の事務所に電話してみた!
過払い金を事務所に相談するデメリット4つ
過払い金を事務所に相談するデメリットには以下の4つがあります。
【過払い金を事務所に相談するデメリット】
- 予想外の料金を請求されることがある
- 過払い金の相談をするとブラックリストに載る!?
- 一度相談すると連絡がしつこい可能性がある
- 相談して望まない方向に進んでしまう
もちろん相談のデメリットが一つもない事務所もたくさんありますので、参考程度に見てみましょう。
予想外の料金を請求されることがある
過払金請求の料金体系は事務所によって大きく違います。「相談料・着手金0円」や「成功報酬のみ」といった事務所がある一方、「相談料1時間5,000円」といった事務所もあります。
過払い金請求を専門家に依頼したときにかかる費用の相場は以下の通りです。
費用の項目 | 金額 |
相談料 | 30分 5,000円 |
着手金・基本報酬 | 20,000円/1社 |
成功報酬(過払い金返還報酬) | 過払い金返還額の20~25% |
解決報酬 | 20,000円 |
減額報酬(借金が減らせた場合に発生) | 借金が減った額の10% |
その他 | 郵送料・裁判費用など実費 |
また中には相談料のことについて何も書いてない事務所に相談しに行くと後から相談料を請求されたり、相談の流れから過払い金調査をした結果調査料を請求されたり、ということもあるようです。
デメリットの対処法
予想外の費用を請求されないようにするには「相談料無料」と明示している事務所に相談し、相談時に料金体系を明確に答えてくれる事務所に依頼することが1番です。
中央事務所は、過払い金など借金問題に特化した最大手の司法書士事務所です。
<特徴>
・テレビやラジオでのCMや口コミをきっかけに多くの人に利用されている。実績が多く過払い金のさまざまなケースに対応してきたノウハウがあり、家族にバレないプライバシー対策も厳重。
・相談料・着手金が無料なので、過払い金が返ってこない限りは費用が掛からない仕組み。
中央事務所は、損をしたくない方やスムーズに過払い金を終えたい方におすすめ。
中央事務所の無料診断は、診断した後に過払い金が発生していたらそのまま無料相談を予約することも可能です。
全国各地で出張面談が実施されているので、ご自宅の近くで過払い金や借金問題に対する不安を相談することができます。中央事務所 ホームページ
過払い金の相談をするとブラックリストに載る!?
過払い金の相談をするだけで信用情報機関に事故情報が載ることはあり得ません。ブラックリストに関係あるのは、過払い金請求手続きを進めてからです。
【ブラックリストへの影響】
完済してからの過払い金請求 | 借金返済中の過払い金請求 | |
影響なし 貸金業者やカード、借金の金額に関わらずブラックリストに載ることはない | 影響なし 発生した過払い金が借金の残額を上回っていれば、ブラックリストに載ることはない | 影響あり 発生した過払い金よりも借金の残額が多い場合、ブラックリストに載る |
上記の表のとおり借金返済中の過払い金請求したときに、過払い金よりも借金の残額が多いとブラックリストに載ることになります。ブラックリストに載ると、完済してから約5年間はクレジットカードやローンの新規契約ができなくなります。
デメリットの対処法
過払い金の相談をしただけで、ブラックリストに載ることはありません。生活に影響が出ることは一切ないので、安心して相談してください。
一度相談すると連絡がしつこい可能性がある
フリーダイヤルだからといって気軽に相談電話をすると、次の日からものすごい回数の電話連絡をしてくる「しつこい事務所」も存在します。
あんまり電話がしつこいと「詐欺なのではないか」「請求した過払い金を全て取られるのではないだろうか」と怪しく思ってしまいますよね。なかには仕事が終わって携帯を見たら、着信履歴が20件以上入っていたというようなこともあるようです。
また一つの事務所のしつこくされてしまうと「どこの事務所もしつこく連絡してくるのではないか」と怪しんでしまって、過払い金請求自体を諦めてしまう人もいます。
デメリットの対処法
過払い金相談をする事務所を選ぶときは、口コミや評判も参考にしましょう。口コミに「しつこい」、「電話かかってくる」のような内容の書かれている事務所を避けるようにすれば、しつこい連絡のリスクは低くなります。
電話などの連絡がしつこい事務所の場合も、もし依頼する意思がなく、連絡がいらないのならば、はっきりと伝えればそれ以上電話をかけてこないはずです。なぜならば、事務所も依頼する意思のない人に電話をしてもメリットがないからです。
相談して望まない方向に進んでしまう
「とりあえず相談だけでも」のつもりで事務所まで行ったはずが、担当者の押しの強さに負けて過払い金調査や過払い機請求や任意整理の手続きをやってしまうケースも少なくありません。
完済した過払い金請求の場合、大きな心配はないです。しかし借金の残額が残り任意整理になるとブラックリストに載り、借金の完済後5年間はクレジットカードやローンの新規契約ができなくなります。
また過払い金調査だけしてしまうのも危険です。2020年4月1日より民法が一部改正され、時効消滅について「過払い金が発生してから5年で時効になる」という内容が追加されました。つまり過払い金調査をして過払い金があることを知ってしまうと、その5年後には過払い金請求ができないということになります。
デメリットの対処法
過払い金請求を依頼できる事務所は、勝手に手続きを進めていくような横暴な事務所ばかりではありません。相談時に過払い金請求のリスクやデメリットを、きちんと説明してくれる事務所なら安心して依頼することができます。
過払い金請求の相談のデメリットまとめ
過払い金請求の相談のデメリットは、事務所選びを間違えなければ起こる可能性は少ないです。相談する前に、公式ホームページや口コミ・評判を参考にするようにしましょう。
過払い金の相談は実際どんな感じ?
流れ①:用意するもの
まずは過払い金の相談に必要なものを確認しておきましょう。
【過払い金の相談に必要なもの】
- 借り入れ先の会社名やカードの名前
- 借りはじめたのはいつからか
- 最後に取引したのはいつか
もし事務所と契約するつもりなのであれば、印鑑や身分証明書も用意しておきましょう。また過払い金請求をしたい本人が病気やケガで相談が難しい場合、委任状があれば身内や友人でも相談に行くことができます。
流れ②:相談する事務所を選ぶ
相談する事務所を選びましょう。
事務所選びのポイントは以下の通りです。
- 相談料無料の事務所を選ぶ
- インターネットの口コミや評判を参考にする
インターネットの口コミ・評判には「連絡のしつこさ」「相談のときの事務所の対応」などが書かれています。口コミや評判が全てとは言いませんが、悪い評判の多い事務所を選ぶのは避けるようにしたほうがよいでしょう。
流れ③:電話・メールでの相談
電話やメール、最近ではLINEでも過払い金請求の相談が可能です。この相談では詳しいことを相談するのではなく、「過払い金が出ている可能性の有無」について診断してもらうことができます。
- どこの貸金業者に借りたのか
- 借り始めたのはいつか
- 最後の取引はいつか
上記の3点がわかれば、調べることは可能です。
ただし、電話やメール、LINEの相談でわかるのはあくまで「過払い金が発生している可能性」であって、過払い金が発生していることが確定しているわけではありません。確実な過払い金の金額を知るには事務所に依頼するか、自力で過払い金の引き直し計算をする必要があります。
流れ④:対面・Webなどでの弁護士への相談
弁護士や司法書士との面談では過払い金の発生の有無ではなく、今後どのように手続きが進んでいくか、費用がどのくらいかかるかなどの説明がメインになります。
- 身分証明書での本人確認
- 借入れ状況の詳細からどこの業者に調査をするかなどの決定する
- 手続きの流れ・手続きのリスク・手続きにかかる期間の説明
- 費用の説明
依頼するかどうかを判断するには、この面談が重要です。依頼する事務所を選ぶときは以下を参考にしてみてください。
【依頼する事務所を選ぶポイント】
- 過払い金請求の実績が豊富
- 弁護士や司法書士本人と対面できる
- 話をしっかり聞いて手続きの判断をしてくれる
- 費用が明確で分かりやすい
- リスクについての説明がある
以上のポイントを満たしている事務所であれば、依頼して間違いない事務所といえるでしょう。
過払い金請求の相談をしないほうがいい人の特徴
過払い金請求の相談のデメリットやリスクは自力で減らすことができるといえます。
しかし事前に「事務所の情報を下調べするのがめんどくさい人」や「借金をしていることに負い目があって、専門家に素直に借金の状況を教えられない人」は過払い金請求の相談に向いていません。
下調べをせずに過払い金請求の相談をすると、自分の希望しない方向に方針が決まってしまう可能性があります。
また借金のことを素直に話せずに金額や業者をごまかして伝えると、専門家でも正確な判断ができません。誤った判断のまま過払い金調査をして借金が残ると、ブラックリストに載ってしまうことになります。
過払い金請求の相談をして失敗しないためには?
過払い金請求には、まず相談を成功させることが大切です。では過払い金請求の相談をして失敗しないためには、どのような方法があるのでしょうか?
相談する前に借金の情報を整理しておく
借金の情報は過払い金有無の正確な判断や、手続きの方針を決めるのに重要です。
- 借り入れ先の会社名やカードの名前
- 借りはじめたのはいつからか
- 最後に取引したのはいつか
情報が間違っていると後になって任意整理なることがわかり、ブラックリストに載ってしまうということもあり得ます。過払い金の相談する前に、自分の借金の情報を整理しておきましょう。
相談する事務所を絞っておく
事務所の公式ホームページや口コミ・評判を参考に相談する事務所を絞っておきましょう。適当に相談をしてしまうと、以下のようなリスクが考えられます。
- 相談で予想外の追加料金を請求される
- 相談の後、事務所からしつこく営業の連絡がくる
- 事務所の押しが強く、自分の希望しない手続きを進められてしまう
このような事務所が多いわけではありませんが、相談する前に避けておくのが賢明です。
中央事務所は、過払い金など借金問題に特化した最大手の司法書士事務所です。
<特徴>
・テレビやラジオでのCMや口コミをきっかけに多くの人に利用されている。実績が多く過払い金のさまざまなケースに対応してきたノウハウがあり、家族にバレないプライバシー対策も厳重。
・相談料・着手金が無料なので、過払い金が返ってこない限りは費用が掛からない仕組み。
中央事務所は、損をしたくない方やスムーズに過払い金を終えたい方におすすめ。
中央事務所の無料診断は、診断した後に過払い金が発生していたらそのまま無料相談を予約することも可能です。
全国各地で出張面談が実施されているので、ご自宅の近くで過払い金や借金問題に対する不安を相談することができます。中央事務所 ホームページ
記事まとめ
過払い金請求の相談するデメリットについて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
過払い金請求の相談は「相談前に自分の借金の情報を整理しておく」ことや「事務所のホームページや口コミなどを参考に相談する事務所を絞っておく」ことで、デメリットは回避することができます。
また過払い金請求は弁護士や司法書士に依頼したほうが、正確で安心です。専門家に相談をしただけでブラックリストに載ることはありませんので、まずは相談してみましょう。