過払い金の引き直し計算とは?

過払い金の引き直し計算とは? 過払い金の知識

過払い金の引き直し計算とは、過払い金があるかないかの簡易的な計算ではなく、過払い金がいくらあるか正確に計算する方法です。

過払い金は、返済しすぎた分の金額(過払い金元本)と返済し過ぎた金額の利息(過払い金利息)を足して計算されます。

この記事では、自分で引き直し計算するやり方や具体的なソフトを用いた計算例、自分でやるメリットなどを紹介していきます。

過払い金の引き直し計算とは

過払い金の引き直し計算とは、借り入れの利息を15~20%だとして金利計算をし直すことです。

15~20%の上限金利は法律で決められていて、借入金額が10万円以下ならば20%、10~100万円以下で18%、100万円以上で15%です。この上限金利を超えた金利で返済していた方は、過払い金が発生している可能性があります。

引き直し計算では、利率が高かったことで返済しすぎた金額(過払い金元本)と返済し過ぎた金額の利息(過払い金利息)が分かります。

過払い金の引き直し計算に必要な情報は、借入と返済を行った日にちと金額です。

過払い金請求実績の豊富な中央事務所

中央事務所とは、過払い金など借金問題に特化した司法書士事務所です。比較的新しい事務所ですが、テレビやラジオで聞くことが増え認知度が一気に高くなりました。過払い金や借金に特化しているため、初期費用や着手金、相談料が無料なほか、家族にもバレないようプライバシー管理は厳重です。

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信頼のできる中央事務所を選ぶことで、余計な費用をかけずに過払い金を取り戻すことができるのです。また、電話一本で相談できる手軽さなので、利用しやすい点もメリットといえるでしょう。

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過払い金の引き直し計算での過払利率

過払い金請求では、過払い金元本に加えて過払い金の利息も請求することができます。

過払い金利息は、利息が発生した時の法定金利率が採用されます。多くのケースでは5%です。以前は民事法定利率5%または商事法定利率年6%で請求されていましたが、今は5%に統一されています。

ちなみに令和2年4月1日からは3%に変更になりましたが、ほとんどの人は5%と考えて良いでしょう。

遅延損害金はどう計算する?

遅延損害金とは、滞納したときに発生する利息です。滞納をしたことがある人は、過払い金を請求した際に遅延損害金を請求される可能性があります。遅延損害金は、借入額×年率×滞納日数÷365日で計算されます。利率は法定金利率で5%のケースが多いです。

ただし実際のところ、過払い金請求の際は見逃してもらえるケースが多いです。というのも、返済が遅れた後も長期間通常どおりの弁済を受け、あとになって遅延損害金を請求するのはNGという判決事例があるためです。

過払い金の引き直し計算のやり方

過払い金の引き直し計算は、専用のソフトやエクセルの計算表を使用して行います。ソフトには無料のものと有料のものがあり、後で詳しく紹介します。

ここでは、あるソフトを使用した引き直し計算の例を紹介します。この例は平成12年9月に100万円を借りて、月3.5万円で返済をした場合の引き直し計算です。

このソフトでは、まず緑色の「日付」、「借入・返済金額」、「利率」の情報を入力します。すると自動で「日数」、「利息」、「残元金」、「過払い利息」、「元利金」などが計算されます。一番右の「元利金」がいわゆる過払い金で、「残元金」と「過払い利息」を足した累計です。

日付借入金額弁済額利率日数利息残元金過払利息元利金
H12.9.301,000,0000.15301,000,00000
H12.10.3035,0000.153112,295977,29500
H12.11.3035,0000.153012,416954,71100
H12.12.3035,0000.153111,738931,44900
H15.7.3035,0000.15301,07653,40600
H15.8.3035,0000.153168019,08600
H15.9.3035,0000.1530243-15,6710-15,671
H15.10.3035,0000.15310-50,671-64-50,735
H16.9.3035,0000.15310-435,671-1,696-446,110
H16.10.3035,0000.15300-470,671-1,785-482,895
H16.11.3035,0000.15310-505,671-1,993-519,888

現在の上限金利である15%だとすると2年11か月で完済していたはずです。しかし29.2%の利率で借り入れをした場合、完済には4年1か月かかります。つまり、本来ならば平成15年9月に完済しているため、9月の余った分から過払い金が発生しています。
4年1か月返済したとすると、過払い金は約52万円です。

過払い金の引き直し計算に必要なもの

過払い金の引き直し計算を自分でやるには、以下の3点が必要です。

  • エクセルの使えるパソコン
  • 引き直しのソフト
  • 金融機関との取引履歴

ほとんどのパソコンはエクセルが使えますが、一部使えないパソコンもあるので確認してみましょう。

過払い金の引き直し計算のソフト

「引き直し計算 ソフト」などと検索すると見つかります。引き直し計算のソフトには、無料のものと有料のものがあります。

無料ソフト

無料ソフトは、「外山式」と「名古屋式」の2種類があります。どちらもエクセル上で動くもので、ホームページやダウンロードサイトやでダウンロードができます。

有料ソフト

有料ソフトには「ローンマスター」と「金利引き直し計算書」があります。2000~4000円程度で購入でき、無料ソフトより複雑な計算ができます。複雑なケースや過払い金をより正確に知りたい方におすすめです。

金融機関との取引履歴

正確な過払い金を計算するためには、正確な返済金額と日付の記録が必要です。取引履歴は金融機関に申し込んで自分で取り寄せることができます。申し込みは、窓口に直接行くか、電話、郵送、FAX、インターネットなどで行います。

取り寄せしてから届くまで2週間程度かかりますが、それより長いケースも短いケースもあります。手数料がかかる金融機関もあります。

過払い金請求を事務所に依頼すると、この手続きを含めて代わりに行ってくれます。

過払い金の引き直し計算を自分でやるメリット

そもそも引き直し計算は必要でしょうか?事務所に依頼するならば、専門家が正確に計算してくれるため、基本的に自分でやる必要はありません。引き直し計算を自分でやるのは以下のような人です。

  • 自分で過払い金請求を行う人
  • 事務所に依頼するけど、正確な過払い金発生金額を自分で確認したい人

自分で過払い金請求を行う人

自分で過払い金請求を行うなら、引き直し計算は必須です。

引き直し計算は、基本的には難しい作業ではないので、エクセルを使える人ならばそれほど時間をかけずに行うことができます。自分で過払い金請求を行う問題点は以下の3つです。

  • 引き直し計算が本当にあっているのか判断が難しい
  • 複雑なケースの引き直し計算
  • 個人での過払い金返還交渉は金額が下がってしまうことも

自分で過払い金の引き直し計算を行い、うまくできたとしても、それで本当に正しく計算できているのかの判断を素人がするのは難しいと言えます。特に、延滞があるケースや一度完済してもう一度借りたケースなどの複雑な計算は、難しいため専門家に任せたほうがうまくいくでしょう。

また、過払い金は請求しても発生金額の100%が戻ってくるわけではありません。交渉して70~85%ほどが戻ってきますが、この交渉を個人で行うと、事務所に依頼するよりも金額が下がってしまうケースがあるようです。

過払い金を自分で確認したい人

事務所に依頼する場合でも、自分で引き直し計算を行うことで、正確な過払い金の発生金額を知ることができるというメリットがあります。事務所が提示した金額と自分の計算結果が一致していたら安心して依頼できますよね。

ただし、一致していなかった場合は、事務所はプロなので間違っているのは自分のほうである可能性が高いです。

また、取引履歴を自分で請求してから事務所に過払い金請求の依頼をすると、手続きがスムーズにできるというメリットもあります。

時間のある人は、自分で引き直し計算を行うメリットは大いにあるでしょう。

引き直し計算代行サービスを使うメリット

引き直し計算の代行サービスというものも存在します。取引履歴を持ち込み、2000円程度で引き直し計算を行ってもらうサービスです。正確な引き直し計算結果を知ることができるため、自分で過払い金請求を行う人におすすめです。

過払い金請求するなら実績のある司法書士がおすすめ

過払い金を請求するのであれば、どういったところにお願いするのがいいのでしょうか。多くの企業があるため、迷ってしまいますよね。

結論、過払い金請求は実績のある司法書士を選ぶのが理想です。ここでは、2つのポイントをご紹介します。

過払い金に特化した事務所や司法書士のほうが安心

過払い金請求をするなら、過払い金請求に特化した事務所がおすすめです。特化した事務所は、基本的に回収金額や解決案件数の実績が豊富な事務所であることがほとんどです。

利用する安心感も違いますし、過払い金を回収できる確率も上がるでしょう。それに、トラブルに巻き込まれるリスクも減らすことができます。

着手金が無料の事務所

過払い金請求をして、もしも過払い金がなかった場合に損をするのは嫌ですよね。

よって、相談料、着手金、調査などを無料で行っている事務所がおすすめです。

事務所側も、利用者のリスクや負担を少なくするために、着手金や相談料、調査まで無料で行っていることが多いです。ただし事務所によって異なるので、依頼前には必ず確認しましょう。

司法書士事務所 中央事務所

司法書士法人中央事務所

中央事務所は、上に挙げた「過払い金に特化している事務所」と「着手金が無料」の2つの特徴を満たしています。

加えて、実際に多くの人が利用し、問題なく過払い金請求ができている事務所なのでおすすめです。

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https://10-10-10.jp/

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過払い金の引き直し計算に関するよくある質問

過払い金の引き直し計算での利率は5%?6%?

以前は6%で請求もできましたが、2007年以降は多くの場合5%で計算されます。

遅延損害金はどう計算する?

損害遅延金は、借入額×年率×滞納日数÷365日で計算できますが、過払い金請求の際は見逃してもらえるケースが多いです。

記事まとめ

この記事では、過払い金の引き直し計算の方法やメリットを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

引き直し計算は、無料や有料のソフトを使って、比較的簡単に行うことができます。

また、引き直し計算よりも簡易な過払い金シミュレーションでも、ある程度正確な金額を知ることができるため、まず試してみるのもいいでしょう。

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