債務整理が車や車のローンへ与えるデメリットとは?

債務整理と車の関係とは?デメリットやローンについて解説債務整理の知識

債務整理をしようと思ったときに、車は持っていてもいいのか、車のローンはどうなるのか疑問に思う方も多いでしょう。

債務整理にはいくつか種類があり、手続きによって車や車のローンへ与える影響・デメリットが異なります。

この記事では各債務整理手続きが車へ与える影響・デメリットについて紹介していきます。
以下のような疑問も解説していきます。

・ローン返済中の車や、すでに払い終えている車は手放す必要がある?
・車を持っていることで債務整理にデメリットがある?
・債務整理後に車のローンは組める?

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債務整理が車や車のローンへ与えるデメリット

債務整理の中で、車へのデメリットが少ない順に、①完済済みの過払い金請求、②返済中の過払い金請求、③任意整理、④個人再生、⑤自己破産です。

完済している場合の過払い金請求は、現在所持している車、現在払っている車のローン、今後の車のローンのいずれにも影響はありません。

一方、それ以外の債務整理手続きでは、車や車のローンに対して程度の違いはあっても何らかのデメリットが発生します。逆に、車を持っていることで、債務整理手続きが不利になる可能性も考えられます。

それでは、与える影響について詳しく紹介していきます。

債務整理の実績も豊富な中央事務所

中央事務所は、過払い金請求で有名ですが、過払い金だけでなく債務整理や借金問題も得意な司法書士事務所です。比較的新しい事務所ですが、テレビやラジオで聞くことが増え認知度が一気に高くなりました。債務整理に特化しているため、相談料が無料なほか、家族にもバレないようプライバシー管理は厳重です。

司法書士法人中央事務所

信頼のできる中央事務所を選ぶことで、余計な費用をかけずに過払い金を取り戻すことができるのです。また、電話一本で相談できる手軽さなので、利用しやすい点もメリットといえるでしょう。

▼中央事務所の債務整理について
https://10-10-10.jp/saimu04/about/

中央事務所 ホームページ

代金を払い終えている車・ローン支払い中の車はそれぞれ残せる?

ローンを払い終えている車

各手続きによる代金を払い終えている車への影響を一言で表すと以下の表のとおりです。個人再生や自己破産では、生活に必須であれば残せる可能性が高くなります。一方、比較的高額な車など必ずしも生活に必要でないと判断されてしまうと、残せる可能性は少なくなります。

任意整理基本的には残せる
個人再生担保権付きでなければ残せる可能性あり
自己破産20万円以下の自動車は残せるが、それ以外は残せない

ただしこれらの影響は一般的なものであり、各個人の状況に応じて異なる場合もあります。

任意整理

任意整理の場合、財産に対する影響がないため、車を所有したままでも問題なく手続きを行うことができます。ただし、その車のローンを任意整理した場合は、基本的に車を手放す必要があります。

個人再生・自己破産

個人再生の場合、担保権付きの財産は処分されますが、それ以外の財産は手元に残せる可能性があります。自己破産の場合、家や車を含む財産は、一部の自由財産(総額99万円まで)を除いて処分されてしまいます。ただし、20万円以下の自動車は残せる可能性があります。

名義変更では手元に残せない?

車を手元に残す方法として、車の名義変更を行うことが思い浮かぶかもしれませんが、車の名義変更は基本的にNGです。

特に自己破産手続き・個人再生では財産隠しを指摘される可能性があり、手続きが不利になってしまうことが考えられるため、おすすめはできません。

ローン返済中の車は手放さざるを得ない?

所有権留保とは、車のローンが完済されるまで所有権を販売会社が担保としていることです。完済した場合に自分の所有に変えることができます。所有権留保の車は、車のローンを債務整理すると車を引き揚げられてしまいます。

任意整理では整理するローンを選べるため、その車のローンを債務整理しなければ、車を引き揚げられることはありません。
一方、個人再生と自己破産では、一部の債権者を除外しての手続きは認められていないため、引き揚げを免れることはできません。ただし例外が2つあり、「親族などの第3者が援助という形で残りの車の代金を払った場合」と「車に経済的価値がないとされた場合」には車を手元に残せる可能性もあります。

一方、所有権留保ではなく銀行でマイカーローンなどを組んで購入した車の場合、そのローンを債務整理をしても車は引き揚げられません。

債務整理時に車を持っていることのデメリット

債務整理時に車を持っていることのデメリットはあるのでしょうか?車を持っていることで、減額率が減ったり、不利になってしまったりするのでしょうか?

それぞれの手続きごとに解説していきます。

過払い金請求

完済している場合は、車を持っていたとしても手続きとは関係がありません。一方、返済中の場合は、過払い金請求というよりも任意整理としての手続きとなります。よって任意整理の部分を参考にしてください。

任意整理

任意整理時には車を持っていても手続きに影響はありません。車を持っていることで「車を買うお金があるのに」と債権者から指摘されることもありません。特に仕事や生活に必要な場合は、手続きに影響はないでしょう。

車のローンだけ除外できる

ただし、 その車のローンを債務整理する場合には注意が必要です。そのローンで所有権留保されている車は引き揚げられてしまいます。

任意整理は、ほかの債務整理(個人再生や自己破産)と異なり、手続きする相手を選ぶことが可能です。

手放したくない車のローンのほかにも、保証人つきの借金や住宅ローンなどを除外して手続きできます。ただし同じ会社に車のローンとカードローン等がある場合には、カードローンは任意整理するけれども、車のローンは任意整理しないということは、原則としてできないということです。

個人再生

個人再生の場合は、 一部の債権者を除外して手続きすることは認められないので、車のローンを手続きから除外することはできません。

債務整理時(個人再生)に車を持っていることのデメリットは以下の2つです。

高額な財産を持っていればその分、債務整理後の支払額が増えてしまう
・手放さなければならない場合もある

個人再生の特徴は、財産を保持したまま借金を大幅に減額することができることです。ただし「清算価値保障の原則」というルールがあり、個人再生における弁済額は手続き時に持っている財産以上の金額でなければならないとされています。

よって、債務整理時に車を持っていることで減額率が下がってしまう可能性があるというデメリットがあります。

自己破産

自己破産の場合は、 家や車を含む財産は一部の自由財産(総額99万円まで)を除いて処分されてしまいます。ただ査定額が20万円以下の自動車は自由財産拡張が一律に認められると定められているため、認められれば手元に残すことができます。

自己破産前に車の名義変更をすればいいのではと思うかもしれませんが、免責不許可事由となる可能性があるので絶対にしてはいけません。債務整理が不利になってしまいます。

債務整理後に車のローンは組めない?

債務整理の手続き後、信用情報機関(ブラックリスト)に債務整理の情報が登録される期間は以下の通りです。少なくともこの期間は、車のローンを組むことができません。

手続き車の新規ローン
任意整理完済から5年程度不可
個人再生完済から5~10年不可
自己破産5~10年不可

ただし、登録期間が終わったからと言って必ずしもすぐにローンを利用できるとは限りません。ブラックリストの期間について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

▼あわせて読まれている記事はこちら
債務整理でブラックリスト登録はいつ消える?ブラックリスト期間を徹底解説!

直前の購入は不可

債務整理の直前に車を購入するのは注意が必要です。

これは車に限ったことではありませんが、債務整理を依頼する直前に利用していると「依頼の当日に高額なお買い物していますけどこれは…?」、「依頼の1週間前に10万円借り入れされてますけど何にお使いになったんでしょうか?」などと言われてしまう可能性があります。

日用品ならば問題ありませんが、高額な買い物を債務整理手続きの直前にすると、債務整理が不利になったり、最悪の場合はできなくなったりするのでやめましょう。

債務整理するなら実績の豊富な事務所がおすすめ

債務整理ができる弁護士・司法書士事務所はたくさんあり、どれも同じように見えますよね。

しかし、安易に事務所を選んでしまうと、途中で信用できなくなったり損する結果になったりして、嫌な思いをする可能性もあります。

そこで、損するリスクを回避して、スムーズに債務整理をするための事務所選びのコツを2つご紹介します。

債務整理に特化した事務所を選ぶ

相談するなら債務整理に特化した司法書士・弁護士事務所がおすすめです。借金問題を専門として扱う事務所は、実績が豊富で、きちんと対応してくれる傾向にあります。

利用する安心感も違いますし、解決のスムーズさも違うでしょう。トラブルに巻き込まれるリスクも減らすことができます。

相談が無料の事務所

わざわざ事務所へ出向き、お金をかけて債務整理の相談をしても、借金減額に至らなければ損をするだけになってしまいます。

債務整理は、法律相談を無料で行っている事務所がおすすめです。

無料相談は質が低いのでは?と心配になるかもしれません。しかし無料相談とはいえ、実際に利用した人の声をきいてみると有料の相談と比べて遜色ありません。

債務整理におすすめの事務所4つ

債務整理の実績が豊富で、相談無料の事務所のなかで、おすすめの事務所を4つ紹介します。

中央事務所は過払い金請求で有名ですが、債務整理にも力を入れている事務所です。

実績専門性初期費用
中央事務所
司法書士法人中央事務所
詳細ページへ

相談実績
月3万件

専門性高め

無料
東京ロータス法律事務所
東京ロータス法律事務所
詳細ページへ

受任件数
7,000以上

専門性高め

相談無料
着手金あり
ひばり法律事務所
ひばり法律事務所
詳細ページへ

事務員と弁護士
がベテラン

専門性高め

相談無料
着手金あり
アース法律事務所
アース法律事務所
詳細ページへ

受任件数
3,500以上

幅広く取り
扱う事務所

相談無料
着手金あり

どの事務所も全国対応なので、地方の案件でも柔軟な対応が可能です。

記事まとめ

この記事では、債務整理と車の関係を紹介しましたがいかがでしょうか。ポイントは以下の通りです。

・車を持っていることで債務整理にデメリットがある?
→個人再生ではあるが、任意整理と自己破産では関係がない。

・ローン返済中の車や、すでに払い終えている車は手放す必要がある?
→条件にもよるが任意整理では手放さなくてもよい可能性が高く、個人再生・自己破産では手放す必要がある可能性が高い

・債務整理後に車のローンは組める?
→任意整理で返済や5年程度、個人再生・自己破産では5~10年の間は組めない可能性が高い

債務整理の実績も豊富な中央事務所

中央事務所は、過払い金請求で有名ですが、過払い金だけでなく債務整理や借金問題も得意な司法書士事務所です。比較的新しい事務所ですが、テレビやラジオで聞くことが増え認知度が一気に高くなりました。債務整理に特化しているため、相談料が無料なほか、家族にもバレないようプライバシー管理は厳重です。

司法書士法人中央事務所

信頼のできる中央事務所を選ぶことで、余計な費用をかけずに過払い金を取り戻すことができるのです。また、電話一本で相談できる手軽さなので、利用しやすい点もメリットといえるでしょう。

▼中央事務所の債務整理について
https://10-10-10.jp/saimu04/about/

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