債務整理をすると、いわゆるブラックリストに登録され、クレジットカードの利用・作成が難しくなります。ブラックリストに登録されると、それだけでなく、一定期間は
「ローン・借入ができない」、
「携帯電話などの分割購入ができない」、
「賃貸住宅の契約ができない場合がある」、
「子供の奨学金の保証人になれない」
などといったデメリットもあります。
しかし、たとえブラックリストになったとしても、債務整理をするのがおすすめです。
この記事では、債務整理がその後の生活に与えるいい影響・悪い影響について解説していきます。
債務整理のその後の流れ
債務整理をすると、いわゆるブラックリストに登録されますが、その期間が債務整理の種類によって異なります。
債務整理には主に「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」の3種類あり、それぞれの手続き後の流れは以下の表のとおりです。主に「返済期間の有無」と「事故情報の登録期間」が異なります。
返済期間 | 登録期間 | トータルの 登録期間 | |
任意整理 | 3~5年 | 完済後5年程度 | 8~10年 |
個人再生 | 3~5年 | 完済後5~10年程度 | 8~15年 |
自己破産 | なし | 5~10年程度 | 5~10年 |
自己破産は、借金を免除する手続きなので、その後の返済は必要ありません。手続きから起算して5~10年間、事故情報が登録され、クレジットカードの作成や借入などが難しくなります。
一方、任意整理と個人再生は、借金を減額する手続きであり、所定の手続き後、まずは通常36~60回(3~5年間)返済を行います。その後完済した後から起算して一定期間(任意整理では5年、個人再生では5~10年)事故情報が登録されます。
事故情報の登録は、一定期間が経つと削除されます。決められた期間より前に審査に通る方もいますが、登録削除されてすぐだと審査に通らない可能性もあります。
▼債務整理の影響を詳しく知りたい方はこちら
債務整理するとどうなる?
債務整理の実績も豊富な中央事務所
中央事務所は、過払い金請求で有名ですが、過払い金だけでなく債務整理や借金問題も得意な司法書士事務所です。比較的新しい事務所ですが、テレビやラジオで聞くことが増え認知度が一気に高くなりました。債務整理に特化しているため、相談料が無料なほか、家族にもバレないようプライバシー管理は厳重です。
信頼のできる中央事務所を選ぶことで、余計な費用をかけずに過払い金を取り戻すことができるのです。また、電話一本で相談できる手軽さなので、利用しやすい点もメリットといえるでしょう。
▼中央事務所の債務整理について
https://10-10-10.jp/saimu04/about/
債務整理のその後の生活への影響
債務整理をしても、その後の日常生活が不自由になってしまっては意味がないですよね。
ここでは、債務整理がその後の生活に与えるいい影響と悪い影響の両方の面を解説します。
ローンが組めない時期が思ったより長い
上で解説した通り、債務整理後は、手続きの種類により異なりますが5~15年ほどブラックリストに登録されます。
登録期間中は、クレジットカードや借入・ローン、分割払いなどが利用できなくなります。よってどうしてもお金が必要になってしまった場合も、カード会社や消費者金融、銀行などから借入をすることができません。この期間が長くて、困ってしまう方も一定数いるようです。
▼債務整理のブラックリストの期間について詳しくはこちら
債務整理でブラックリストに載る期間はいつから?いつ消える?
周りに迷惑をかける・周りの目が冷たい
債務整理をしても親子・夫婦などに影響はありません。会社にバレることもないし、バレたからといってクビにするのは法律的に正当ではないとされています。債務整理のせいで就職が難しくなるといったことも基本的にありません。
ただし、保証人のいる借金がある場合には注意が必要です。保証人のついた借金を債務整理すると、借金の返済義務が保証人に移り、保証人は債権者から一括請求されてしまいます。
▼会社に債務整理がバレるのが心配な方はこちら
債務整理は会社にバレる?知られる可能性について解説
また、周りの目が冷たいと感じる方もいるようです。
自己破産のデメリットで意外と馬鹿にできないのが、周りの対応です。私も自己破産を経験しましたが、思ってる以上に冷ややかな目を向けられます。また、止む無く自己破産に至った経緯などがあったとしても、自己破産=お金にだらしない=信用ならないという印象を持たれることが非常に多いです。個人的にはこういう「人の対応」が一番堪えました。なので、いきなり自己破産という選択ではなく、減額などを視野に入れた方がいいかもしれません。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12234058862?__ysp=6Ieq5bex56C055SjIOODh%2BODoeODquODg%2BODiA%3D%3D
一方、逆に家族や周りに知られても、意外と問題なかったという方もたくさんいます。
家族や周りにバレたくない方は、専門家に手続きを依頼し、電話や郵便物などの連絡方法だけ気を付けてもらいましょう。そうすれば基本的にバレることはありません。手続き時に専門家に相談しましょう。
再び返済が厳しくなる
債務整理をしても、任意整理や個人再生の場合、減額された返済額の返済が難しくなってしまう方もいらっしゃいます。
債務整理で和解後、支払いが厳しくなってしまい(歩合の会社で仕事の激減の為)現在、67000円の返済が出来なくなってしまいました。半額の3万円なら支払って行けるのですが、何か方法はないでしょうか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11247209386?__ysp=5YK15YuZ5pW055CGICZxdW90O%2BOBneOBruW%2BjCZxdW90Ow%3D%3D
もし返済できなくなってしまった場合、解決策としては、債務整理をもう一度行うことが考えられます。
債務整理に回数制限はないので原則何回でも可能です。
任意整理後に支払いできなくなった場合、業者の同意さえあればもう一度任意整理も可能です。また、より減額率の大きい「個人再生」や、借金が全額免除になる「自己破産」という選択肢もあります。ただし2度目の債務整理の場合は、いずれの選択肢も一定の条件を満たす必要があります。
次に債務整理のいい影響を3つ紹介します。
精神的な余裕が生まれていいほうに向かう
債務整理の手続きでは、借金が減額された場合の借入を3~5年で返済する計画を立てます。計画では、現在の収入で可能な範囲での月額の支払い金額を決めます。そうすると完済までの見通しが立ち、精神的な余裕ができます。
また、債務整理を事務所に依頼をすると、債権者からの督促や取り立ては全て止まります。なぜなら、弁護士や司法書士から受任通知を受け取ると、それ後貸金業者が本人へ連絡することは禁止されているからです。この面からも精神的に楽になります。
精神的な余裕ができることで、生活もいい方向に向かうことも多くあります。
返済額が減り生活が楽になる
債務整理をすると、借金が免除または減額され、生活が一変します。債務整理をした人の中には、「迷っていないで、もっと早く手続きを行えばよかった」と後悔をしている方も一定数います。
債務整理後の貯金や保険も問題なくできます。
意外とローンやクレジットカードの与信審査に通ることも
携帯のローンや借入などはブラックになると難しくなりますが、ブラック期間中でも、比較的審査の甘い契約などは通る可能性もあります。
例えば、比較的少額のスマートフォンのローンや賃貸の新規契約・更新などは、債務整理中でも通る可能性があります。
債務整理のその後は本当に生活再建できる?
債務整理を行って生活の再建ができた方は、たくさんいます。もちろんデメリットもありますが、債務整理をしなければよかったと後悔する方はほとんどいません。
どの債務整理があっているのか、わからない方は以下の記事をご覧ください。
債務整理後によくある質問
債務整理のその後はいつまでローンが組めない?
債務整理後は、5~15年ほどローンが組めなくなります。住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードのキャッシングやカードローン、携帯の分割払いなどが含まれますが、このうち住宅ローンなどは厳しく、携帯・スマホのローンは比較的審査が甘いという特徴があります。
債務整理後はいつから消費者金融で借り入れ可能?
整理後は、消費者金融での借入が10~15年ほどできません。また、債務整理をした債権者からは、一定期間が過ぎた後でも、基本的には借入をすることができません。
闇金の債務整理のその後はどうなる?
闇金は、基本的に債務整理の対象になりません。そもそも年利20%を超える貸付や貸金業登録をせずに営業を行う闇金は違法であり、闇金からの借金は一切返済する必要がありません。
債務整理するなら実績のある司法書士がおすすめ
債務整理をするのであれば、どういったところにお願いするのがいいのでしょうか。多くの企業があるため、迷ってしまいますよね。
結論、債務整理は実績のある司法書士を選ぶのが理想です。ここでは、2つのポイントをご紹介します。
債務整理に特化した事務所や司法書士のほうが安心
債務整理をするなら、債務整理に特化した司法書士・弁護士事務所がおすすめです。特化した事務所は、基本的に借金問題の解決案件数の実績が豊富な事務所であることがほとんどです。
利用する安心感も違いますし、解決のスムーズさも違うでしょう。トラブルに巻き込まれるリスクも減らすことができます。
相談料が無料の事務所
司法書士事務所や弁護士事務所に行き、お金をかけて債務整理の相談をして、もしも借金減額に至らなかった場合に損をするのは嫌ですよね。
債務整理をするなら法律相談を無料で行っている事務所がおすすめです。
事務所側も、利用者のリスクや負担を少なくするために、相談は無料で行っていることが多いです。ただし事務所によって異なるので、依頼前には必ず確認しましょう。
司法書士事務所 中央事務所
中央事務所は、上に挙げた「債務整理に特化している事務所」と「相談が無料」の2つの特徴を満たしています。
加えて、実際に多くの人が利用し、問題なく債務整理ができている事務所なのでおすすめです。
▼中央事務所のホームページはこちら
https://10-10-10.jp/saimu04/about/
この記事では、債務整理後の生活について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ブラックに登録される期間は5~15年と意外と長いかもしれませんが、返済が厳しければ債務整理をしたほうがいいケースがほとんどです。ブラック期間中でも条件によっては審査に通るケースもあるなどの可能性もあります。
迷った場合には、専門家に相談するのがおすすめです。