債務整理は、返済の意思と能力が両方あってはじめて可能な手続きです。
学生となると、返済の意思はともかく、安定した職についていないと返済の能力があると認められないことがあります。
また学生の借金は社会人ほど額が大きくないことも特徴ですが、少ない金額の債務整理は本当にする意味があるのか不安に思う方もいるかもしれません。
この記事では
- 比較的少ない金額でも債務整理できるか
- 大学生と社会人の債務整理の違い
などを紹介します。
債務整理は大学生でもできる?
大学生の借金には、社会人と同じ普通の借金、学生ローン、奨学金などがありますが、法律の面から言うと、どれも学生による債務整理が可能です。
少額の借金(100万円前後など)も債務整理できます。
基本的には、大学生は社会人と同じ扱いで債務整理できます。
ただし学生であるがゆえに難しいポイントもあります。
学生と社会人の債務整理の違いについて紹介していきます。
債務整理の実績も豊富な中央事務所
中央事務所は、過払い金請求で有名ですが、過払い金だけでなく債務整理や借金問題も得意な司法書士事務所です。比較的新しい事務所ですが、テレビやラジオで聞くことが増え認知度が一気に高くなりました。債務整理に特化しているため、相談料が無料なほか、家族にもバレないようプライバシー管理は厳重です。
信頼のできる中央事務所を選ぶことで、余計な費用をかけずに過払い金を取り戻すことができるのです。また、電話一本で相談できる手軽さなので、利用しやすい点もメリットといえるでしょう。
▼中央事務所の債務整理について
https://10-10-10.jp/saimu04/about/
大学生と社会人の債務整理の違い
債務整理をするにあたって大学生と社会人の主な違いは、
- 継続収入があるか
- 未成年か否か
- 借入の種類が①普通の借金か、②学生ローンか、③奨学金か
- 就職活動への影響
の4つです。
それぞれ説明していきます。
継続収入がないと債務整理できない
債務整理における大学生と社会人の一番大きな違いは、安定した収入があるかないかです。
学生の場合でも、アルバイトなどで継続的な収入があれば債務整理は可能です。
債務整理は、基本的には確実に返済できる計画を立てた上で交渉して借金を減額してもらう手続きです。よって一定の金額を月々返済する必要があるため、継続的に返済ができる収入源を確保しなければなりません。
「収入の多いか少ないか」や「正社員かアルバイトか」の違いはさほど重視されません。
未成年は親の許可が必要
未成年の学生の場合、債務整理は可能ですが、親などの法定代理人の同意が必要です。
債務整理では、クレジットカード会社などと和解契約をすることになります。
未成年者は法定代理人の同意なく単独で契約ができないという法律があり、親などの同意を得てからでなければ、債務整理が完了できません。
ローン・借り入れの種類によって債務整理に影響はある?
一般的なローン、学生ローン、奨学金のそれぞれの債務整理を学生がする場合の特徴を紹介します。
一般的なローン
一般的な消費者金融やカードローンは学生にも多く利用されていますが、学生は収入が安定していなかったり少なかったりするため、借り入れの額が少ないことが特徴です。
しかし、少なくても利息は安くはありませんし、社会人に比べて収入の少ない学生が返済に苦しむことはまれではありません。
学生ローン
学生ローンは、お金を貸す対象を学生に絞っているだけで、普通のクレジットカード会社や消費者金融の借金と法律上の違いはありません。利息も大手貸金業者と1~2%の違いであることが大半です。
学生ローンと一般のローンの違いは、遅延したときに発生する「遅延損害金」が比較的高利率であることが多い点です。返済が厳しいと感じたら、早めに専門家に相談がおすすめです。
奨学金
奨学金を借りている人は、卒業をすると奨学金の返済が始まります。
奨学金の債務整理は可能ですが、債務整理の中でも任意整理はあまり行われていません。理由は2つあります。
1つ目は、奨学金の利息は年0.1~0.3%と年利が低いことです。任意整理とは、将来の利息のみをカットしてもらい借入元本は返済する手続きです。よって奨学金の利息カットで返済が可能になる人は少ないのです。
2つ目は、奨学金には減額返還制度があることです。返済期間を延長して、1か月あたりの返済を減額できるので、奨学金の返済が厳しい人はまずこの制度の利用を検討しましょう。ダメなら個人再生か自己破産という流れになります。
債務整理をすると就職活動が不利になる?
大学生が債務整理をするとなると、就職への影響が心配ですよね。就職への影響のポイントは以下の3点です。
- 基本的に影響はない
- 就職先に債務整理のことを言う必要は全くない
- ただし、就職先が債務整理する貸金業者やその関係会社である場合には、会社にバレる可能性あり
就職の採用・不採用を決めるのに、債務整理の情報を使うことは法律で禁止されています。基本的に就職に不利になることはないでしょう。
ただ入社後クレジットカードの作成が必要なケースなどバレる可能性は完全にゼロではありません。
▼就職への影響を詳しく知りたい方はこちら
債務整理は会社にバレる?知られる可能性について解説
大学生に選ばれやすい債務整理の種類は?
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の3種類がありますが、大学生に多いのは借り入れが100万円以下でもできる任意整理です。違いは下の表のとおりです。
減額 | 手続きの種類 | 借入の目安 | 手続き費用 | |
任意整理 | 今後の利息をカット | 私的な交渉 | 30~300万円程度 | 3~15万円 |
個人再生 | 借金を5~10分の1に減額 | 裁判手続き | 100~5000万円 | 35万円~ |
自己破産 | 借金を全額免除 | 裁判手続き | 400万円~ | 30万円~ |
任意整理は、ほかの2つの手続きに比べて少額の借金でも可能で、学生だけでなく社会人も含めて年間200万人程度が利用していると言われています。個人再生は1万人、自己破産は3万人程度です。
出典:最高裁判所事務総局「 令和3年 司法統計年報概要版(民事・行政編)」
任意整理が多く選ばれるのは、少ない金額からできることや手続き費用が少ないことに加え、保証人がついた借り入れは外して債務整理できるという理由もあるためです。
借入が30万円未満だと債務整理はむしろ損?
債務整理は少額だと30万円程度から利用されています。それ以下だとほとんど利用されない理由は2つあります。
ひとつは、「任意整理により減額されるお金」と「弁護士事務所に払うお金」が見合わないという理由です。借り入れが少ないと減額される額は微々たるものなので、手続き費用を分割で払うにしても、逆にひと月の支払い金額が上がってしまいます。
ふたつめは、少額の借金だと返済の能力があるとみなされ、「減額しなくても返せるよね?」と判断されてしまうため手続きが難しい点です。学生だったとしてもアルバイトを継続している場合などは可能性はあります。
よって、30万円未満の借金を任意整理する人は少数です。ただし、手続きできないといったルールがあるわけではなく、あくまでも利用するのが多いのは30万円以上というだけです。
▼債務整理の費用や基準額について詳しくはこちら
債務整理の金額はいくらから?基準額について解説
債務整理の実績も豊富な中央事務所
中央事務所は、過払い金請求で有名ですが、過払い金だけでなく債務整理や借金問題も得意な司法書士事務所です。比較的新しい事務所ですが、テレビやラジオで聞くことが増え認知度が一気に高くなりました。債務整理に特化しているため、相談料が無料なほか、家族にもバレないようプライバシー管理は厳重です。
信頼のできる中央事務所を選ぶことで、余計な費用をかけずに過払い金を取り戻すことができるのです。また、電話一本で相談できる手軽さなので、利用しやすい点もメリットといえるでしょう。
▼中央事務所の債務整理について
https://10-10-10.jp/saimu04/about/
保証人への影響
債務整理をすると、手続きの種類に関係なく保証人が借金を負うことになります。
特に個人再生と自己破産は、保証人が一括返済を求められ、難しければ保証人も債務整理の必要が出てきます。
一方、任意整理ならば一つでも複数でも借金を選んで債務整理できるので、保証人がついている借金を整理の対象から外すことも可能です。また、保証人が請求された場合も、一括ではなく交渉して分割で払える可能性もあります。
少額で自己破産は難しい
債務整理は基本的に、返済が困難だと認められて初めて手続きができます。大学生はアルバイトや就職後に収入を得られる見込みがあるので、借金が少額だと「返済能力あり」と判断され手続きが認められない可能性があります。
アルバイトなどによる返済能力があり比較的少額の借金の大学生の場合は、任意整理が最も選ばれやすい手続きです。もちろん自分に適した債務整理手続きは、個人の状況によって異なります。
任意整理とは
任意整理とは、今後の利息をカットしてもらうと仮定して3~5年で返済する計画を立て、それを貸金業者に認めてもらう手続きです。任意整理は消費者金融やクレジットカード会社ごとに行います。保証人がついている債務を任意整理から外すことができます。
任意整理には、継続的な収入があり、貸金業者が認めてくれた場合に可能です。逆に言うと、応じてくれない業者もあり、その場合は個人再生か自己破産の必要があります。
任意整理の流れ
任意整理の流れは、以下の通りです。
- 専門家に相談をする
- 正式に契約をする
- 事務所が取引履歴の開示請求、和解案を作成・送付
- 和解を締結
- 返済開始
一般的に返済開始までにかかる期間は、3~6か月程度です。
「任意整理できるか」、「そもそも任意整理が本当に適しているか」などは、個人や貸金業者の状況によって異なるので、まず一度専門家に相談がベストです。
任意整理のデメリット
任意整理のデメリットには以下のようなものがあります。
- 安定した収入が必要
- 強制力がなく、応じてくれない業者もある
- 8~10年間クレジットカードが利用できなくなる
- 各種ローン、携帯の分割払い、新たな借り入れも8~10年間不可
- 保証人がついている場合は、迷惑をかける
▼任意整理のデメリットについて詳しく知りたい方はこちら
債務整理とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説
債務整理するなら実績の豊富な事務所がおすすめ
債務整理ができる弁護士・司法書士事務所はたくさんあり、どれも同じように見えますよね。
しかし、安易に事務所を選んでしまうと、途中で信用できなくなったり損する結果になったりして、嫌な思いをする可能性もあります。
そこで、損するリスクを回避して、スムーズに債務整理をするための事務所選びのコツを2つご紹介します。
債務整理に特化した事務所を選ぶ
相談するなら債務整理に特化した司法書士・弁護士事務所がおすすめです。借金問題を専門として扱う事務所は、実績が豊富で、きちんと対応してくれる傾向にあります。
利用する安心感も違いますし、解決のスムーズさも違うでしょう。トラブルに巻き込まれるリスクも減らすことができます。
相談が無料の事務所
わざわざ事務所へ出向き、お金をかけて債務整理の相談をしても、借金減額に至らなければ損をするだけになってしまいます。
債務整理は、法律相談を無料で行っている事務所がおすすめです。
無料相談は質が低いのでは?と心配になるかもしれません。しかし無料相談とはいえ、実際に利用した人の声をきいてみると有料の相談と比べて遜色ありません。
債務整理におすすめの事務所4つ
債務整理の実績が豊富で、相談無料の事務所のなかで、おすすめの事務所を4つ紹介します。
中央事務所は過払い金請求で有名ですが、債務整理にも力を入れている事務所です。
どの事務所も全国対応なので、地方の案件でも柔軟な対応が可能です。
債務整理するなら実績の豊富な事務所がおすすめ
債務整理ができる弁護士・司法書士事務所はたくさんあり、どれも同じように見えますよね。
しかし、安易に事務所を選んでしまうと、途中で信用できなくなったり損する結果になったりして、嫌な思いをする可能性もあります。
そこで、損するリスクを回避して、スムーズに債務整理をするための事務所選びのコツを2つご紹介します。
債務整理に特化した事務所を選ぶ
相談するなら債務整理に特化した司法書士・弁護士事務所がおすすめです。借金問題を専門として扱う事務所は、実績が豊富で、きちんと対応してくれる傾向にあります。
利用する安心感も違いますし、解決のスムーズさも違うでしょう。トラブルに巻き込まれるリスクも減らすことができます。
相談が無料の事務所
わざわざ事務所へ出向き、お金をかけて債務整理の相談をしても、借金減額に至らなければ損をするだけになってしまいます。
債務整理は、法律相談を無料で行っている事務所がおすすめです。
無料相談は質が低いのでは?と心配になるかもしれません。しかし無料相談とはいえ、実際に利用した人の声をきいてみると有料の相談と比べて遜色ありません。
債務整理におすすめの事務所4つ
債務整理の実績が豊富で、相談無料の事務所のなかで、おすすめの事務所を4つ紹介します。
中央事務所は過払い金請求で有名ですが、債務整理にも力を入れている事務所です。
どの事務所も全国対応なので、地方の案件でも柔軟な対応が可能です。
記事まとめ
もしも返済を延滞してしまうと、年利5~20%程度の遅延損害金が発生してしまいます。借入の利率より高いこともしばしばです。
債務整理するかどうか迷ったら、早めに専門家に相談するのがおすすめです。
というのも、債務整理に関しては、多くの大手事務所で無料の相談を行っているからです。実際に手続きをするとなって初めて料金が発生します。
中央事務所も、そのひとつで無料で借金についての相談ができます。
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