債務整理をするとブラックリストに登録され、一定期間は「クレジットカードが使えなくなる」、「ローンが組めない」、「消費者金融からの借入ができない」、「携帯電話などの分割購入ができない」、「賃貸住宅の契約ができない場合がある」などといったデメリットもあります。
これらのデメリットは債務整理のその後いつまでつづくのでしょうか?いつから借り入れができて、例外はあるのでしょうか?
そして、一定期間借り入れなどができなくなること以外に、その後の生活に大きな影響はあるのでしょうか?
いい影響も悪い影響もさまざまあります。やはり精神的に楽になるようですが、債務整理後再び返済が苦しくなってしまう方もいらっしゃいます。
この記事では、リアルな体験談を紹介しながら解説していきます。はありませんので、その点はご注意いただきながら、挑戦してみるのもありかもしれません。
【経験談】債務整理のその後の生活への影響
債務整理をしても、その後の日常生活が不自由になってしまっては意味がないですよね。
ここでは、債務整理がその後の生活に与えるいい影響と悪い影響の両方の面を解説します。
ローンが組めない時期が思ったより長い
上で解説した通り、債務整理後は、手続きの種類により異なりますが5~15年ほどブラックリストに登録されます。
登録期間中は、クレジットカードや借入・ローン、分割払いなどが利用できなくなります。よってどうしてもお金が必要になってしまった場合も、カード会社や消費者金融、銀行などから借入をすることができません。この期間が長くて、困ってしまう方も一定数いるようです。
▼債務整理のブラックリストの期間について詳しくはこちら
債務整理でブラックリストに載る期間はいつから?いつ消える?

周りに迷惑をかける・周りの目が冷たい
債務整理をしても親子・夫婦などに影響はありません。会社にバレることもないし、バレたからといってクビにするのは法律的に正当ではないとされています。債務整理のせいで就職が難しくなるといったことも基本的にありません。
ただし、保証人のいる借金がある場合には注意が必要です。保証人のついた借金を債務整理すると、借金の返済義務が保証人に移り、保証人は債権者から一括請求されてしまいます。
▼会社に債務整理がバレるのが心配な方はこちら
債務整理は会社にバレる?知られる可能性について解説
また、周りの目が冷たいと感じる方もいるようです。
自己破産のデメリットで意外と馬鹿にできないのが、周りの対応です。私も自己破産を経験しましたが、思ってる以上に冷ややかな目を向けられます。また、止む無く自己破産に至った経緯などがあったとしても、自己破産=お金にだらしない=信用ならないという印象を持たれることが非常に多いです。個人的にはこういう「人の対応」が一番堪えました。なので、いきなり自己破産という選択ではなく、減額などを視野に入れた方がいいかもしれません。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12234058862?__ysp=6Ieq5bex56C055SjIOODh%2BODoeODquODg%2BODiA%3D%3D
一方、逆に家族や周りに知られても、意外と問題なかったという方もたくさんいます。
家族や周りにバレたくない方は、専門家に手続きを依頼し、電話や郵便物などの連絡方法だけ気を付けてもらいましょう。そうすれば基本的にバレることはありません。手続き時に専門家に相談しましょう。
再び返済が厳しくなる
債務整理をしても、任意整理や個人再生の場合、減額された返済額の返済が難しくなってしまう方もいらっしゃいます。
債務整理で和解後、支払いが厳しくなってしまい(歩合の会社で仕事の激減の為)現在、67000円の返済が出来なくなってしまいました。半額の3万円なら支払って行けるのですが、何か方法はないでしょうか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11247209386?__ysp=5YK15YuZ5pW055CGICZxdW90O%2BOBneOBruW%2BjCZxdW90Ow%3D%3D
もし返済できなくなってしまった場合、解決策としては、債務整理をもう一度行うことが考えられます。
債務整理に回数制限はないので原則何回でも可能です。
任意整理後に支払いできなくなった場合、業者の同意さえあればもう一度任意整理も可能です。また、より減額率の大きい「個人再生」や、借金が全額免除になる「自己破産」という選択肢もあります。ただし2度目の債務整理の場合は、いずれの選択肢も一定の条件を満たす必要があります。
次に債務整理のいい影響を3つ紹介します。
精神的な余裕が生まれていいほうに向かう
債務整理の手続きでは、減額された後の借金を3~5年で返済する計画を立てます。計画では、現在の収入で可能な範囲で月額の支払い金額を決めます。そうすると完済までの見通しが立ち、精神的な余裕が生まれます。
また、債務整理を事務所に依頼すると、債権者からの督促や取り立てはすべて止まります。なぜなら、弁護士や司法書士から受任通知を受け取った貸金業者は、それ以降本人へ連絡することは禁止されているからです。督促が止むことで、精神的なストレスからも解放されるでしょう。
精神的な余裕ができることで、生活がいい方向に向かうことも多くあります。
返済額が減り生活が楽になる
債務整理をすると、借金が免除または減額され、生活が一変します。債務整理をした人の中には、「迷っていないで、もっと早く手続きを行えばよかった」と後悔をしている方も多くいらっしゃいます。
債務整理後の貯金や保険も問題なくできます。
意外とローンやクレジットカードの与信審査に通ることも
携帯のローンや借入などはブラックになると難しくなりますが、ブラック期間中でも、比較的審査の甘い契約などは通る可能性もあります。
例えば、比較的少額のスマートフォンのローンや賃貸の新規契約・更新などは、債務整理中でも通る可能性があります。
債務整理の体験談
この章では実際に債務整理を経験して生活を再建できた方の体験談を紹介します。
【体験談①】20代男性|転職と収入減で抱えた借金200万円
債務整理をしようと思ったきっかけ
転職によって収入が減少し、一人暮らしの生活費を補うためにクレジットカードのリボ払いやキャッシングを繰り返していました。
最初は何とかやりくりしていましたが、気づけば借金が200万円に膨らんでいました。
返済が滞るようになり、毎日のように督促の電話がかかってくるようになったため、精神的に限界を感じ、弁護士への相談を決めました。
債務整理をした結果
弁護士に相談したところ、任意整理で対応できることがわかりました。
利息がカットされ、月9万円だった返済は3万円まで減額されました。
5年間で無理なく完済を目指せる計画が立ち、安心して返済を続けられるようになりました。
債務整理後の生活
督促が止まり、借金への不安がなくなったことで、仕事にも集中できるようになりました。
借金のことばかり考えていた毎日から解放され、落ち着いて生活できるようになったと感じています。
現在は家計を見直し、少額でも貯金を始めるなど、将来に向けて前向きに準備を進めています。
【体験談②】30代女性|親の介護と医療費負担で抱えた借金250万円
◆債務整理をしようと思ったきっかけ
両親が相次いで病気を患い、介護や通院の付き添いをする生活が続いていました。
医療費や生活費の負担が増え、どうしても足りない分をカードローンで補っていたところ、気づけば借金が250万円に膨らんでいました。
毎月の返済額が高額になり、生活費を確保することも難しくなったため、これ以上は続けられないと感じて司法書士に相談しました。
◆債務整理をした結果
司法書士に相談した結果、任意整理を行うことになりました。
月8万円あった返済額は4万円まで減り、無理のない返済計画を立てることができました。
介護や生活に必要な費用を確保しながら、少しずつ返済を続けられる環境が整いました。
◆債務整理後の生活
借金の返済に追われる日々から解放され、家族の介護にも落ち着いて向き合えるようになりました。
これまで気が張ってばかりでしたが、心にも余裕ができ、前向きに生活できるようになりました。
今は家計の見直しを行い、再び借金を増やさないように気を付けながら生活を続けています。
債務整理のその後のローン・消費者金融からの借り入れはいつから?
債務整理後のブラックリストへの登録期間は債務整理の種類によって異なります。
債務整理には主に任意整理、個人再生、自己破産の3種類があり、最も一般的な手続きは任意整理です。債務整理=任意整理と認識している方も多いのではないでしょうか?

任意整理のブラックリスト登録期間は8~10年です。任意整理では、まず3~5年間かけて減額された借金の返済を行います。そして返済中と完済後5年間、ブラックリストに登録されます。つまりトータルで8~10年です。
各手続き後のブラックリスト登録期間は以下の表のとおりです。
返済期間 | 登録期間 | トータルの 登録期間 | |
任意整理 | 3~5年 | 完済後5年程度 | 8~10年 |
個人再生 | 3~5年 | 完済後5~10年程度 | 8~15年 |
自己破産 | なし | 5~10年程度 | 5~10年 |
自己破産は手続きから純粋に10年
自己破産は、借金を免除する手続きなので、その後の返済は必要ありません。手続きから起算して5~10年間、事故情報が登録され、クレジットカードの作成やローン、消費者金融などからの借入などが難しくなります。
任意整理・個人再生は返済期間もブラックリスト
一方、任意整理と個人再生は、借金を減額する手続きであり、所定の手続き後、まずは通常36~60回(3~5年間)の返済を行います。返済中は当然ブラックリストです。完済した後ですが、完済時から起算して任意整理では5年、個人再生では5~10年の間、事故情報が登録されます。
つまり、トータルのブラックリスト期間は、任意整理で8~10年間、個人再生は8~15年間ということになります。
登録期間終了のその後はすぐにローン・借り入れの審査に通る?
事故情報の登録は、所定の期間経過後に削除され、再びクレジットカードの利用や、ローン・消費者金融からの借り入れができるようになります。
しかし、結論から言うと登録削除されてすぐは審査に通らない方もいらっしゃいます。
審査は、安定した収入があるかどうかなど様々な要素をもって検討されるため、ローンや消費者金融の審査にいつ通るのかは人によって異なります。
逆に、決められた期間より前に審査に通る方もいます。
審査に落ちたという実績は、次の審査にマイナスに働く可能性があります。いちかばちかで申し込む前に、信用情報機関に問い合わせをして、自分の情報登録が抹消されているかどうかを調べてみましょう。
どのタイミングで審査に通るのか詳しく知りたい方はこちら↓
債務整理でブラックリスト登録はいつ消える?ブラックリスト期間を徹底解説!
携帯電話・スマホのローンは比較的通りやすい
現金の借り入れや高額な商品のローンに比べて、携帯電話やスマートフォンの機種代は数万円ですよね。
ほかのローンに比べて、審査が通りやすいと言われており、ブラックリスト登録中でも審査が通ったという声もちらほら聞きます。ただし必ず通るというわけで
債務整理前に知っておきたい5つのこと
債務整理を考えている方の多くが、同じような不安や疑問を抱えています。
ここでは、債務整理を考えている人が抱える疑問への回答をわかりやすくまとめました。
Q1. 債務整理をすると家族や職場にバレますか?
A. 基本的にバレることはありません。
債務整理の手続きは本人と弁護士・司法書士がやり取りをするため、家族や職場への連絡は一切ありません。
郵便物や電話連絡の配慮も可能なので、心配な方は事前に相談時に希望を伝えておくと安心です。
ただし、以下の場合は注意が必要です。
- 保証人がいる借金の場合、保証人に請求が行く
- 個人再生や自己破産は官報に掲載される
それでも、実際に周囲に知られるケースは非常にまれです。
Q2. 仕事に影響が出たり、クビになったりしますか?
A. 債務整理を理由に解雇されることはありません。
債務整理はプライベートな問題であり、職場に知られても法律上、解雇や降格などの不利益な扱いは認められていません。
実際に債務整理をした多くの方が、今まで通り仕事を続けています。
Q3. どのくらいでまた借金やローンが組めるようになりますか?
A. 任意整理では8〜10年ほどが目安です。
債務整理をすると「信用情報」に事故情報が登録される、いわゆるブラックリスト状態になります。
この登録は一定期間が経過すれば自動的に消えるため、その後は再びクレジットカードやローンの審査に通る可能性があります。
<目安期間>
- 任意整理:8〜10年
- 個人再生:8〜15年
- 自己破産:5〜10年
※ただし、完済後からカウントされるケースもあるので注意が必要です。
Q4. 債務整理後の生活って本当に楽になりますか?
A. ほとんどの方が「精神的に楽になった」と実感しています。
債務整理をすると、取り立てや督促がすぐに止まり、返済額も無理のない範囲に調整されます。
「もっと早く相談すればよかった」という声も多く、借金に追われていた日々から解放される方がほとんどです。
▼債務整理の影響を詳しく知りたい方はこちら
債務整理するとどうなる?
債務整理を行って生活の再建ができた方は、たくさんいます。もちろんデメリットもありますが、債務整理をしなければよかったと後悔する方はほとんどいません。むしろ、もっとはやく勇気を出して手続きをしていればよかったと後悔している方はたくさんお見受けします。
ご自身にどの債務整理があっているのかの判断基準が知りたい方はこちら↓
Q5. どうしても返済が難しくなったら、また債務整理できますか?
A. 原則、何度でも可能です。
任意整理や個人再生は、再度の利用もできます。
ただし、同じ債権者とは再交渉が難しい場合や、過去の履歴によって条件が厳しくなるケースもあります。
状況に応じて、
- 再度の任意整理
- 個人再生への切り替え
- 自己破産の検討
など最適な方法を専門家が提案してくれるので、早めに相談することが大切です。
債務整理後によくある質問
債務整理のその後はいつまでローンが組めない?
債務整理後は、5~15年ほどローンが組めなくなります。住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードのキャッシングやカードローン、携帯の分割払いなどが含まれますが、このうち住宅ローンなどは厳しく、携帯・スマホのローンは比較的審査が甘いといわれています。
債務整理後はいつから消費者金融で借り入れ可能?
債務整理後は、消費者金融での借入が10~15年ほどできません。また、債務整理をした債権者からは、一定期間が過ぎた後でも、基本的には借入をすることができません。
闇金の債務整理のその後はどうなる?
闇金は、基本的に債務整理の対象になりません。そもそも年利20%を超える貸付や貸金業登録をせずに営業を行う闇金は違法であり、闇金からの借金は一切返済する必要がありません。
債務整理するなら実績の豊富な事務所がおすすめ
債務整理ができる弁護士・司法書士事務所はたくさんあり、どれも同じように見えますよね。
しかし、安易に事務所を選んでしまうと、途中で信用できなくなったり損する結果になったりして、嫌な思いをする可能性もあります。
そこで、損するリスクを回避して、スムーズに債務整理をするための事務所選びのコツを2つご紹介します。
債務整理に特化した事務所を選ぶ
相談するなら債務整理に特化した司法書士・弁護士事務所がおすすめです。借金問題を専門として扱う事務所は、実績が豊富で、きちんと対応してくれる傾向にあります。
利用する安心感も違いますし、解決のスムーズさも違うでしょう。トラブルに巻き込まれるリスクも減らすことができます。
相談が無料の事務所
わざわざ事務所へ出向き、お金をかけて債務整理の相談をしても、借金減額に至らなければ損をするだけになってしまいます。
債務整理は、法律相談を無料で行っている事務所がおすすめです。
無料相談は質が低いのでは?と心配になるかもしれません。しかし無料相談とはいえ、実際に利用した人の声をきいてみると有料の相談と比べて遜色ありません。
債務整理におすすめの事務所3つ
債務整理の実績が豊富で、相談無料の事務所のなかで、おすすめの事務所を3つ紹介します。
債務整理にも力を入れている事務所です。
どの事務所も全国対応なので、地方の案件でも柔軟な対応が可能です。
記事まとめ
この記事では、債務整理後の生活について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ブラックに登録される期間は5~15年と意外と長いかもしれませんが、返済が厳しければ債務整理をしたほうがいいケースは少なくありません。また、ブラック期間中でも条件によっては審査に通る可能性もあります。
迷った場合には、専門家に相談するのがおすすめです。